老健ご理解のために

介護老人保健施設ってどんなところですか?

介護老人保健施設は、医学的管理の下での介護や機能訓練、その他必要な医療と日常生活上のお世話をさせていただく施設です。
又その事により、利用者の方々に能力に応じた日常生活を営んでいただく事を目的としています。

どんなサービスがあるのですか?

介護保健施設サービス(入所サービス)
介護老人保健施設の入所利用者に対し、施設サービス計画に基づいた医療・介護・リハビリテーション等の提供により、1日も早く家庭での生活に戻る事ができるように支援するサービスです。 家庭復帰の場合には療養環境の調整などのお手伝いもさせていただきます。
短期入所療養介護(ショートステイ)
在宅介護サービスの中の1つです。短期間(1~2週間程度)介護老人保健施設に宿泊しながら 介護・リハビリテーション等のサービスを受ける事ができます。
通所リハビリテーション
在宅介護サービスの中の1つです。日帰りで介護老人保健施設に通っていただきながら 介護・リハビリテーション等のサービスを受ける事ができます。
利用時間も自由に選択できます。 短期入所療養介護も通所リハビリテーションも、共に利用者の方々が自宅での生活を1日でも長く継続できるよう、
在宅ケアを支援していくサービスです。

利用できる人は?

介護老人保健施設は介護保険下のサービス事業者として位置付けられていますので、利用に際しては、介護保険の被保険者であり介護認定審査会において要介護状態であると認められること、また、病状が安定し、入院治療の必要がないことが要件となります。
介護保険の被保険者は、65歳以上の第1号被保険者と、40歳以上64歳以下の第2号被保険者から構成されています。
第2号被保険者については、その要因が老化に起因する疾病(特定疾病 注1)であると認められることも必要です。
(注1) 特定疾病

  1. 初老期の認知症
  2. 脳血管疾患
  3. 筋萎縮性側索硬化症
  4. パーキンソン病
  5. 脊髄小脳変性症
  6. シャイ・ドレーガー症候群
  7. 糖尿病性腎症・糖尿病性網膜症・糖尿病性神経障害
  8. 閉塞性動脈硬化症
  9. 慢性閉塞性肺疾患
  10. 両側の膝関節または股関節の著しい変形を伴う変形性関節症
  11. 慢性関節リウマチ
  12. 後縦靱帯骨化症
  13. 脊椎管狭窄症
  14. 骨粗鬆症を伴う骨折
  15. 早老症(ウエルナー症候群)
  16. がん(がん末期)

短期入所療養介護及び通所リハビリは、
在宅療養を維持するためのサービスですので、要支援状態であってもサービスを受けることができます。

利用のための手続きを教えてください?

介護サービスを利用するためには、市町村で行っている、要介護認定を受ける必要があります。 介護認定フロー

※手続きは市町村、各施設によって異なることがあります。